百掌往来

あなたのためと打つ点が
わたしの鼓動になっている。

わたしのために打たれる鼓動が
あなたの歩調になっていく。

てのひらから届け合い
てのひらを差し出しあえる
繋がりを。

おおらかに
その手を手放し合える
関係を

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江戸時代には、往来物とよばれる教科書が1000種類以上も存在したそうです。
その中身は、聞く人と答える人の往復書簡。
ときには、立場が逆転することもあったでしょう。
同じ問いに向かう対等な立場でのキャッチボールから
各々が自分だけの答えに辿り着いたのだと想像しています。

【百掌往来】が未来の靴づくりの教科書になるかどうかはやってみないとわかりません。
後世に残すべきものがなんなのか、誰でもわからないから。
僕は師の教えをどれだけいま体現できているのだろう。。
でも傍でみていた師のものづくりや愛好家とのやりとりは
いつの間にか切っても切り離せない、僕のからだの一部になった。

だから【百掌往来】の傍にどうぞお越しください。
近すぎて熱すぎることもあるかもしれませんが、どうかご勘弁ください。

てのひらワークス 小林智行

  

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最新の百掌往来(2022年号外 No.0)
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百掌往来 2020年8月号 No.1
百掌往来 2020年9月号 No.2
百掌往来 2020年10月号 No.3

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