展示会が始まりました。
始まったといっても、まだまだ準備不足は否めない状況ですが
初日の今日は友人とこのビルの方々が靴を見に来てくれて、あっという間の５時間でした。

今日のお客様の靴へのご質問１。
靴の踵部分の中底革を手で触りながら、「ここが固いのですが、踵が痛くなったり、疲れたりしないのですか？」
なんと応えれば良いのか悩み、その方がスニーカーのような靴を履いていらっしゃったので
今履いている靴に比べたら固いですよね。というしかありませんでした。。
靴の固さは手触りでわかるものではなく、歩いてみて身体で感じるものです。

今日のお客様の靴へのご質問２。
「靴が重いから、疲れるかしら」
このビルを日頃清掃してくれている元気な女性でした。
僕の靴は確かに重い方だと思います。
でも足にしっかり合わせて歩くと、靴の重さは手で持った印象より軽く感じます。
またその重さが歩くことを快適にすることもあります。

もちろん、足や体にハンディがある方には
その人に合わせた素材や製法をご提案することは当たり前ですが
身体が丈夫な方は、柔らかいとか軽いとか、楽な靴ばかりになってしまうと
せっかくのその身体が勿体ないと、僕は思ってしまいます。
世界はますます、身体離れを加速させているようです。
疲れることをもう少しポジティブに考えることはできないでしょうか。

明日もまたレポートします。

気が早いのですが
８月は菊池くんのブーツのカスタムオーダー会です。
お楽しみに。ただいまポスター制作中。