点から線に。/4月16日 百掌往来メモ15

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SCHOOL色々。

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百掌往来 技 
点から線に。

Smart CommonShoeと、flat soleと、outside flareの組み合わせは好相性だ。
Smart CommonShoeは、CommonShoeに比べてサイドの立ち上がりが低く浅い受け皿である。
定義としてはそれだけだったが、さらにもう一つ加えることができた。
それは、底の厚み。
CommonShoe同様に10mmのコルクのままでは左右のバランスが不安定となるため
10mmを貼り付けてから、足形の底面(膨らんでいる踵部分)が平らになるまで削り薄くする。

よってヒール高が低くなるので、
アウトソールは通常の均一の厚みのソールではなく
ヒール部分を削った分足してつくるわけだが、
削った分と同じ分を足す場合、
CommonShoeに比べて、Smartのほうが薄く浅くため、踵のホールド力は弱いということを
ちゃんと認識しなければならない。

CommonShoeはヒールが10センチ程度の低めの靴だ。
ヒールが15ミリ以上あるものに比べて、踵への荷重比率は高い。
そのため踵へのストレスが多く、シューベースの消耗が激しくなる。
Smartになるとそれが著しくなることは容易に想像できるはずだ。

そのためSmartにする場合は
ヒールを15ミリ以上、前傾バランス、もしくは外側フレアの選択が好ましい。

点を線に。