電磁波過敏/2月20日
革を漉く。
靴づくりには絶対に必要なスキル。
とにかく練習あるのみ。
同時に刃物を研ぐ腕も磨かれる。
電磁波過敏症。
おそらく僕の体はそうなった。
ちょっと前から気になっていたのですが
最近の体調不調の原因はそれしか考えられない。
電波を発するモノの前に長時間いることができないのだ。
それは前々から時折、
「なんか嫌な感じがするな。」という微々たる体調の変化に気付き、
その場から離れることを日常的に行っていたが
その行動理由が電磁波から逃れるためという説明で考えれば
かなりのケースで当てはまる。
20代前半、東京を出たいと思っていたことも
商業施設などの人混みも1時間ほどで逃げたくなるのも
もしかしたら全部電磁波の影響だったのかもしれない。
これは大きな問題だろうか。
障害だらけで生きづらいだろうか。
むしろ手放すことのできるモノが多く
実はうれしい気持ちのほうがだいぶ勝っている。
ネットからの解放が一番嬉しい。
僕はロボットにならない。このまま生身の温かさになかで生きて死ねる。
そう考えたら僕は幸せな体だ。
いまだスマホも持っていないが、今後も使うことはないだろう。
いま持っている出張用のタブレットも時機をみて手放すつもりだ。
今日も工房では昔ながらのCDプレイヤーがくるくると回っている。
それがまた心地よい。
誤解してほしくないのは
スマホもネットもロボットも悪とは思っていません。
現にこれらがないと僕も生活はしていけない。暮らしに必要なもの。
でも一番大事なものではない。
いつの間にか知らず知らず、体のこと蔑ろにしていたのではないか。
一番大事なことは健康。心と体が健やかであること。
電磁波過敏という身体にならないと気付けない愚かな自分に
呆れる家族。僕自身。
社会的弱者となって
改めて家族や仕事を手伝ってくれる周りの方々に感謝できる。
彼らがいなければ僕はやっぱり弱者のまま。生きることもできない。
多面的にみれば、だれでも弱者なのかもしれない。そして援者にもなれる。
社会とはそういうふうに多面的な接合で作られているはずだ。
今日はこのへんにしておきます。
頭に違和感が出てきました。