これまで一冊のノートを使い切ったためしがなく
だいたい大掃除で燃やしてしまうのがオチのなのですが
このノートは大切にしています。８年前くらいに購入したオーガニックハンドルームのノート。
馬場さんとの打ち合わせの時のみ使ったノート。
まだ半分以上が白紙。
これは僕の思い出。これ以上書きたくない。というつもりはさらさらない。
また使う日が来ることを望んでいる。その時を待っている。

来年は４０歳の年。
これまで約２０年間、靴を作る仕事に携わり、今その対価で家族を養っているのだから
そろそろ「僕は靴の職人です」と堂々と言ってもいいだろうか。
人に何かを教えられる立場でもなく、教養もないのだけれど
靴づくりのことは、教えてもいいだろうか。
子どもたちに、この仕事やこの生活を胸張って伝えてもいいだろうか。
そんな感じで、これまでずっとうじうじしていたのですが
そうも言ってられないのが、これからの１０年。

【百掌往来】

来年から始める取り組み。
後世を育てる一つの教科書づくり。
有言実行します。