多聞の指にこんなにも力が込められたのは初めてだろう。 子ども全般で考えても、彼らの手はまだ細かな作業をするには未発達であると聞いたことがあるけれど 未発達であるからこそ、伸びしろは無限大。全力を出せば、自ずとその先が広がる。
出来上がった籠を「いのちみたい」と言う多聞。確かにそれは命だ。
2019.10.28| 五月女大介 , 家族