Borderline that seems to disappear at any time/7月18日

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午前中、雨が止んでいたので、
久しぶりに田んぼにいって水田の草抜き。

もうまたげないほど成長した稲の間を四つん這いになって進む。
子どもになった気分の目線の高さ。
泥まみれになっていく手足の心地よさ。
いっそ上半身裸でやりたいくらいだった。

そろそろイノシシ対策を考えなくてはならない。
小学校でも畑を猪に荒らされる被害があり、柵をつくることになりました。
この地域での猪被害は初めてのことらしい。熊の目撃も初めて。
原因は人が山に入らなくなったからだろうと思う。
野生動物たちは山で普段まったく人を会わないため、何も分からず人里に降りてきてしまうのではないか。
円城も人が減り、日中もひと気がなく静かな日も多いため、空き巣や不審者などの心配もある。
山に入ることもできず、里内の放置される空地、空き家も益々増えるだろう。
そうなれば、野生動物たちが間違って里に入ってしまうのも無理はない。

柵をして、そこの畑を守れば良いという話ではなく
畑を守ることの意味を考えたい。
これからは円城地区の名産品「円城白菜」を育てる地域教育に加えて
これからは猪や熊のことも円城の動物として学ばなくてはならない。

いっそ白菜の隣に猪用の畑をつくって、罠を仕掛けたらと思う。
可哀想だけど、この現状ではそうするしかない。
それを積み重ねれば猪も人を恐れて距離をとってくれるはず。
無暗に恐れたり争わないため。

それもどこまで続けられるだろうか。
円城小学校もあと3年で合併し、もしかしたら無くなるかもしれない。
そうしたらあの賑やかな熊鈴の音も聞こえなくなってしまうし
構想している猪白菜畑もなくなるだろう。
寂しい景色を想像して少し暗い気持ちになる。

2019.7.18自給自足