今日は黒染をしました。
お酢と錆びた釘でつくった染色液はタンニンと反応して、革を黒く変色させます。
市販の黒は色移りがあったり、その染色液は特に環境へのストレスが強いイメージがあり
優しい黒を作れたらいいなと常々考えていたことを、今日実行してみたわけです。

実際作っていても服や手に黒が移ることはなく、染色液もそのまま自然界に戻すこともできました。
色も黒とは言えないのかもしれませんが、このくらいが僕の理想の黒。
ムラが少しあるくらいがすごく気に入っています。
このあとは重曹で革をアルカリ性にして表面のダメージを軽減して、いつも通りの濡れた革のお手入れをして完成なのですが、たぶんその時はもう少し色がハッキリすると思います。

明日靴に仕立てます。どんな仕上がりになるか楽しみです。