The encounters with the unknown are interesting./7月4日

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今日の天気予報は雨だったのに、日差しが強い蒸し暑い一日。
夕方18時くらいになってようやく涼しい風が工房へ入ってきてくれました。
となりの円城寺のお庭の草花が気持ちよさそうに揺れています。

お昼は倉敷のお店に
仏生山からブックピックオーケストラの川上くんとaiのかおりさんが遊びに来てくれました。
川上くんが耕さんの魚サンダルを気に入ってくれたことに
初めて会った日からその洞察力は半端じゃない人だということはわかっていましたが
今日、やっぱりこの方はモノの本質がわかってしまう人だと、惚れ惚れする気持ちでお話しさせてもらいました。
かおりさんとは少し前からいっしょにモノづくりをしたいね、という話を会えばいつもしていましたが、
今日は大人気のフェルトシューズを持ってきてくれて、具体的な打ち合わせをすることができました。
かおりさんのモノづくりへの真摯な取り組み方が伝わってきて、久しぶりの程よい緊張感が僕に芽生えています。
そういう気持ちはスターネット以来のこと。楽しみで仕方ありません。
倉敷の靴やをつくることを決めた時から、
川上君とかおりさんのおふたりとここでいっしょに仕事がしたいとイメージしていたので
それがこんなにも早く実現しそうな雰囲気で今日はとても幸せな気持ちでした。

帰り際に北口のショッピングモールを歩きながら、川上くんが
「面白い場所がなくなったのではなくて、故意的ではないと思うけど、僕らに備わっていた面白いと感じる方法を忘れさせられてしまっている」
と(すこし僕なりの解釈も加えてですが)言っていたことに深く同意する気持ちで聞いていました。
僕もわかりづらいことがもう少しあってもいいような気がするんです。
わからないことは怖い面もあるけれど、わからないことに向かう方法を考えること自体に面白いと感じる何かがある。
楽しませてもらうより、楽しもうとすることが大事だ。それは未知に触れることだ。

今回の展示会でも販売している書籍「わからなさ卵」とも繋がっている話だと思います。
展示会に来た時には、ぜひこの本も手に取ってみてください。
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