今日はみんなで田んぼにいって水をはってみました。
これが合っているかどうかわかりませんが、
何もかも初めての田んぼづくり。失敗も成功もすべてが良い経験になります。

７年前は鎌倉で靴をつくっていました。
あれから子供二人に恵まれて、今岡山の棚田で休日を過ごすようになりました。
想像もしていなかった現在は、案外良いものです。
震災がなければ、こんな日常を過ごすことなどなかったかもしれません。

来年から長男は小学生です。
ひとりで寝るようにもなりました。
次男ぶんじはその後ろにくっついて、ふたりで寝ようと誘っています。
昨晩は僕にお休みなさいと言って２人で寝室へ入っていきました。
いっしょに過ごす時間は、割と短いかもしれません。

彼らがいつかここを笑顔で巣立っていくことを願いつつ
そのときに持っていくのは、今日のような日曜日の思い出であれば幸いです。

僕にもひとつだけ、田んぼの思い出があります。
東京下町育ちで、田んぼも畑も見たこともやったこともないけれど
小学生のある時期、お祖母ちゃんの実家のある彦根へ家族で夏休みを過ごしていました。
そこで父とカエルを捕まえた思い出は、僕の宝物のように父と歩く田んぼの畦道に夏の日差しがキラキラと輝いています。