親子の靴/3月12日

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Sさんの靴を修理と、それに合わせてご注文頂いていたお嬢さんの靴です。
3年前にもお嬢さんの靴を作らせていただき、3年間履いてくれました。
こども靴で3年間というと、おかしいぞ、と思う方もいると思いますが
その時ジャストフィットのサイズではなく、かなり大きめの靴を作っていたからです。
大きめの靴は足に良くないのは当たり前の事実ですが、
子供の成長と革靴の特性を考えて、少し大きめの靴をつくることにしています。
今回はいますぐに履けなくてもいいこともあり、通常お勧めするサイズよりも大きいサイズをつくりました。

お子さんが一つのモノを3年間大事にできたことに驚き、嬉しい気持ちです。
おもちゃでもなんでも大事にしたいもの、しなきゃならないものがあることは
子どもは親の背中をみて学んでいるから、Sさんの靴を大事にする気持ちが伝わったのだろうと思うと
ますます嬉しい気持ちになります。

今回もすこし大きめの靴をつくっています。
こうして並べて親の靴の大きさに近づいてくる子供靴をみていると
肩を並べるようになるまでなんて、あっという間なんだろうな思います。
この調子でいったらもう3年後には同じサイズかもしれません。
子育ての時間は短いけど濃い。
この靴がその思い出のモノのひとつになることを願ってやみません。

子どもの靴、ご希望の方はいつでもご連絡ください。
22cm~24cmの小学生用サイズの現品セールをこの春夏の間にしております。
20~24,5センチ 一足21,600円