手が喜んでいるようだ/2月25日

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昨年2年ぶりにSさんから新しい靴の注文を頂き、
先日やっと完成した靴をお渡しすることができた。
今日、靴が届いた内容のお返事メールを頂き、それを読みながらこの日記を書いています。
「抜群の履き心地。春らしい色で楽しい気分になります。」と伝えてくださいました。
喜んでもらえて有り難いです。

Sさんは左右差がかなりあるため、
木型も靴のデザインも作り方も、すべてオリジナルの特別製です。。
このような仕事は2年ぶりでした。
なので最初はなかなか手が動かず、向かっていかないのです。たぶん緊張しているんだと思います。
そのくらい物凄い集中力と体力を必要とします。
この冬はとても寒くて、腰も悪くしていたために、余計アイドリングに時間がかかってしまった。

ようやく身体が整って、靴に向かい始めると
この本腰の入れたモノづくりに手は嬉しそうに動いていた気がします。
出来上がりは今までで一番良かったと思う。
もちろんまだまだ課題は残しています。
課題が見えてくることが、この靴を作らせてもらったことで頂けたGIFT。
手はまだまだ成長していきます。