今日が本格的な仕事はじめです。
菊池くんに手を貸してもらい、順調なスタートを切ることが出来ました。

「農業の時を得て種をまき苗を植えるがごとし、
前にせし善きことの報いにて立身し、いま新たに始めることによりて出世す。」
年頭にも紹介したおみくじの言葉を自分勝手に受け止め、
今年は誂え靴の経験を活かして、既成靴の製作に取り組んでいきます。

担当はスサビ菊池義治くん。
てのひらワークスネットで僕の靴づくりを学習してもらい
いまではスサビという屋号を持ち、自分の作品をつくる暮らしへと歩んでくれました。

３年目、ここではひとりのてのひらワークス靴職人として働いています。
もういくつかの作業は僕以上かもしれません。
分業というのは、良いところ悪いあると思いますが
こうして肩を並べているうちは、きっと大丈夫だと思っています。

菊池くんのように手仕事を培いたい人がいましたら
ぜひてのひらワークスネットを一読の上、ご連絡ください。
モノづくりは手が器用じゃないと駄目とか言う人もいますが、
そもそも僕らはつい最近までほとんど手作業で暮らしの道具をつくってきたのです。
教えてくれる人や環境が暮らしのコミュニティから無くなってしまっただけです。
てのひらワークスネットは、
靴づくりの手が培われるよう
温かな土となってその種が芽吹くまで覆う僕の大事な仕事です。

この夏から遠方の方のため
短期滞在しながら靴づくりを学べる場所を準備中です。
こちらも詳しくはご連絡ください。