靴の修理とメンテナンスについて/11月30日

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2015年12月に鎌倉の日用美さんで靴づくりWSに参加してくれたKさん。
通勤の際にいつも履いてくれている、僕の靴のヘビーユーザです!
そのため消耗が早くて、わずか半年で踵が擦り減ってしまい、一回目の修理をすることに。
その時に踵の消耗が早い部分のみ硬い素材にして、
全体のクッション性を保ちつつ、耐久力のある底ゴムに修理していました。

そのから1年半、2回目の修理です。
今回は前面の部分に穴があくほど擦り減っていました。
前回は踵のみの交換でしたので、前面は2年間耐久したことになります。
踵部分はまだまだ残っているのですが、溝がなくなって滑りやすい状態でしたので
念のため交換することになり、今回はすべて交換することになりました。

Kさんくらい日常使用して、2年間履ける底ゴムになるまで
あと少しの工夫が必要だと感じています。

靴を長持ちさせるためには
やはり2年に一度はメンテナンスが必要だと思います。
靴底の修理と型崩れの防止と修復を
2年に一度くらいのペースでメンテナンスしていけば
毎日のように履いている靴でも
10年は使用できるのではないかと考えています。できればもっと。

型崩れの修復は、その靴を作る際に使用した木型にはめ込み
洗浄しつつ、バランスを整えます。
歩き方によってひとそれぞれですが
たいていの場合、外側に倒れてしまっているので
歪んだ靴を履いていることになります。

この歪みが一番履き心地を惑わす要因でもあります。
自分の悪い癖でも自分に合って馴染んでしまっているので
心地よく感じてしまうんです。それを完全に悪いとは言えないのですが。

ひとつだけ確かなことは
普段愛用する靴は、履く人の鏡だということ。
外に倒れていたら、最近休んでいないなぁとか、歩き方や姿勢が悪いのかなとか
靴を修理しなきゃ!と思ってくれることも有り難いけれど
自分の身体を労わうって気づいてくれたら幸いです。

靴底の全修理(洗浄と型補正込み) 10,800円