多聞の足を採型/9月3日

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今日は、多聞の靴をつくるために足を採型しました。
これまでも靴をつくってきましたが、採型するのは初めてです。
というのも採型は石膏で固めるために、それをジッと動かないで我慢することができないと
うまくできないため、多聞がそのことを良く理解できる必要があったからです。

そろそろ新しい靴をつくらないとなぁと思っていたことと
岡山に引っ越してから多聞がお世話になっている理学療法士の西林先生に
多聞に望ましい靴のサポートについてアドバイスを頂けたこと、
なにより最近の目覚ましい多聞の成長をみていて
よし、この夏、やってみようと決めていました。

1歳半の歩き始めの頃から、内側に厚み、もしくは土踏まずのサポートのあるインソールを入れた方がいいと
いろいろな医療機関や健診で言われてきましたが、
身体の成長とともに、次は緊張と内反が強くなり始めていました。
なので今度はそれを逆に外反させるように踵を外へ、土踏まずをべたッと地面につけるような気持ちで
矯正をする木型を製作する必要がありました。
もともと緊張がつよいほうなので、矯正する時も力を抜いてほしいのですがその力に反発されて
なかなか思うようにいかず苦労しました。
それは多聞が悪いわけではなく、元々持った障害。
多聞に足や体の特徴を伝えながら、それをカバーできる靴というよりも
「その特徴をふまえて作ることで、速く強く走れる靴をつくるんだよ。
 それはみんな同じ。お父さんもお母さんもぶんちゃんもみんな個性特徴があって
 ひとりひとり違うだけ。」というと笑顔で聞いていました。

ちゃんと、約束を守って足を測らせてくれた多聞。よくがんばりました!
次は父ちゃんが頑張る番。多聞に良いところを見せたい、今はそれが一番のモチベーションです。