高木さんは「模倣をしよう」とも言っていた。 正直、これを模倣したいと思った靴はこれまでなかった。 好きな靴はたくさんあったけれど、真似しようとは思わなかった。 自分のオリジナルをつくりたいという気持ちが大きかったからだ。 つまり我が強かった。
自分を偽らない正しい靴をつくろうと思った。 靴づくりを始めて10年目のころ、 これまでの自分の経験を頼りに、履きものを一からつくってみるところから COMMONは生まれた。
そのCOMMONも作り続けて12年。 多聞と同い年。
2024.3.14| 山のアトリエ