Organichandloom/7月13日

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山口県周南市のONOクリニック院長先生の
おそらく10年以上履いてくださっているOrganichandloomのCOMMON。

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3回目の靴底交換修理。
今回は天然クレープソールからビブラムのガムライトソールに変更をご希望でしたが
既存のソールのウエストサイズが本底のよりも若干狭かったため
一度本底革もステッチを解いて外して、つり込みをやり直す必要がありました。

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本底を外してみて、思い出したのですが
この靴は、SHOEBASEが踏み返しまでのハーフサイズで
前足部は中底と本底が兼用されているスリム化、軽量化を意識した作りになっていました。
これはとても懐かしく
当時スターネットのスタッフの方や馬場和子さんとみんなで話し合って考案したCOMMONで
(のちに馬場浩史さんに「余計な事して~まったく~」と怒られるのですが、、)

なにが正しいのか、なにを伝えたいのか
迷っていたといえば、それまでなんだけど
迷いながらも、必死で前に進もうとしていた大切な思い出の靴です。

こうして履いてくれる方がいる限り
この先10年でも20年でも100年でもいっしょに僕も歩んでいきたいと思います。

馬場さんは「100年履ける靴」をつくりたかったから。
その意味を僕はそんなふうに受け取っています。

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そんな懐かしい気持ちで
久しぶりにOrganic handloomを調べてみたら、ちょっと悲しい現実が。

まったく同じ名前、同じロゴのままの綺麗なサンダルが販売されているではないか。

しかもロゴに【made in Japan】なんて余計なものまでついている。
Organic handloomの説明にもクラフトマンシップの靴とあるけれど、これにはクラフトの要素はないよ。。

アーバンリサーチと仲良いのはしってはいたけど。。なんかそれはないんじゃ。。
めちゃくちゃがっかりした。なんでこんなことするんだろう。

2022.7.13修理の靴