手をとめるとは/4月27日
手間をかけるところが、=履き心地を左右するところとは限らない。
誰の目にも映らないところでも、履き心地に全く関係ないところでも
理由なく自分自身どうしてもこだわりたいところがある。
手の止め時がいつもわからない。
というより
納得できず、手が止まらない。
美しく見せようとするのは、誰でもできる。
他人見られてハズカシイ仕事はしない、と大工はいうけれど
恥ずかしい仕事をしたかどうかは、自分がよくわかっている。
それを隠したり、誤魔化したり、取り繕うことが上手くなる。
10代、20代の自分はそんなんだったな。
でもそんなふうに
他人を欺くことはできても、自分を欺くことはできない。
自分をどれだけ満足させてあげられるか。
手をとまるときは、自分が満足したとき。