自慢/3月1日

IMG_9068

IMG_9070

先日、のびのび小学校に掲載してもらったソトコト3月号を渡した時、
隣にいた多聞に「お父さん自慢してる~。ダメだよ。」と窘められた。
記事の中で中学生の職業体験のことを紹介していることと
小学生がSDGsをテーマに学習していること、
コロナ休校もあって、明るい?ニュースのひとつになればなど、いろんな理由でこの雑誌を持っていったけれど、
確かに、、、
先生方からの賛辞を少しも期待していなかったかといわれたら、口ごもってしまう。
でもそれは多聞の意味する自慢ではないと自分では思っている。
これでもひとは選んでいるつもりだ。
他人の気持ちを考えずむやみやたらと自慢することよくない。と多聞は考えている。
ぼくもそれは同じ。不快な思いをしないだろうと思う人にしかこの本の存在は伝えていない。
僕は先生方も子供たちも家族のように思っているように
先生方もここに通う子供たち、その家族の幸せ、笑顔を心から願っている。と僕は信じている。
そのような方に自慢などするはずがない。自慢だと受け取るわけがない。
多聞の好きな炭治郎の言葉を借りれば「おれの家族を侮辱するな~」だ!

かくいう多聞は確かにまったく自分の自慢話をしない。
今までできなかったことが、少しできるようになった!と嬉しそうに報告してくれることはあっても
表彰されたことがあっても何も言わない。こちらが聞かなければ墓場まで持っていくつもりだ。
家族にくらい教えてくれもいいのになと思うけれど
他者との比較によって評価されたことで自分の値打ちが決めることを嫌がっているだろうか。
彼にとって【才能】は触ると傷つく棘のようなものなのだろうか。

これといってなんの才能もなく、
中途半端な僕は今も昔もかわっていない。
そんな僕が多聞の立場だったら、真逆だっただろうと思う。
でも多聞の気持ちはすごくわかる。

親馬鹿とは子供評価を適切にできないことを指すらしいが
それでいうと残念ながら僕はやっぱり親馬鹿だった。
子どもの存在そのものに感謝し幸せを感じれるのが真の親。
そろそろ親馬鹿から真の親にならないと。