new cinema考察/1月19日

今日も肌を刺すような冷たい風がふいて
このところ毎日小雪が舞う円城台地です。

小さくても卷ストーブはやっぱりあたたかくて
手を温めながら靴づくりに励んでいます。

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NEW CINEMAの製作。
この靴は甲を開けて、アンクルで固定する締めつけのない履き心地の靴。
足を受け止めるのは中足部を除く、前足部と後足部だけとなる。その負担は大きい。
後足部はSHOEBASEのCOMMON shoe crescentが足を支えてくれるが
前足部(MP)は表と裏だけでは心許ないため、しっかり補強して耐久性を向上させる。
先芯は堅牢な牛ヌメ革、MP芯は裏革を2重にする。

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またNEW CINEMAは細い木型でつくっているので
MPの幅に補強によるボリュームをつくることで、靴の形のバランスも良くなっている気がする。
これはあくまで個人的な印象だが。