のびのび小学校体験2日目/11月3日
往復1時間のやま散歩。
高谷地区はどこを歩いても気持ち良いハイキングになる。
やってみたかったことの一つ。
「空手」の授業。
お兄ちゃんお姉ちゃんに負けず劣らずいい姿勢でした。
のびのび小学校はごく普通の学校だと思う。
40分毎に授業の鐘もなるし、週末だけだけど宿題もある。
人数は確かに少なくて全学年で15人も満たない。
それでも複式学級にはせず、学年別に国算社理もする。
学年のなかでも理解度に合わせたり、正確に合わせてより細かくクラス分けもする。
体育、音楽、図工はみんないっしょにやる。
こういう表現の時間は、逆に凸凹のほうが愉しい。
総合という火曜日の半日つかう枠がある。
この学校周辺の自然豊かな環境から学び時間。
竹や木でなにかつくったり、焚き火をしたり、ピザ窯をつくったり、
釣りに出かけたり、山の清掃活動もする。
これとは別に季節のイベントも多い。
畑での野菜作りは当然のこと、田植え稲刈りもみんなでやる。
最近は柿狩りと干し柿づくりをしていた。
それに加えて、掃除や洗濯もするし、寮会議も夜学もある。
休み時間や自由時間は、走り回って遊ぶ。休んでいるところをみたことがない。
こどもたちの体力には本当に驚かされる。
なんでもかんでも便利になって、
子供だからといって大人になんでもしてもらうことが当然と考える人もいる。
与えられてばかりでは、やることもなくなって暇になる。
その暇が新しいなにか生み出すこともあるだろう。
でも新しい何かって誰の何のために必要なんだろう。
昔は今に比べたら不便でやることもたくさんあっただろう。
でもだからこそ、知恵も体力も十分養うことができた。
それで幸せだった、それが幸せだった。
より良い暮らしではなく、より良い自分になること。
よりよい自分とはなにか、それは他者他物に優しくなれること。
学校とは人に優しくなれる場所。