雨の休日/3月28日

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先日、雨風食堂さんで出会った本をようやく本腰いれて読む時間ができた。
「つかふ 使用論ノート」鷲田清一

まだ読み切れていないが
カール・マルクスが紙切れに書き残したという言葉が印象的だった。
【五感は世界史の労作である】

<労作>という言葉に久しぶりに触れた気がした。
通り過ぎても何度も見返して、何度も口に出してみる。
身体に馴染んでいく。これは大事だと、内側の自分が騒ぎ出す。

そういえば、身体は自分史の労作だ。
先にまず用が在り、そこに向かい作られていく。
はなから与えられたものでもなく、
作ることが悦びでも目的でもない。

僕らのその<用>とはなんだろう。
赤ん坊が立ち上がるのはなぜだろう。

2021.3.28家族