栃木県市貝町の自然農園わたねの倉本さんから預かっていたＣＯＭＭＯＮ。
もうすぐ土に還ってしまいそうな状態でしたが、
まだまだ頑張ってほしくて、丁寧に修理をさせてもらいました。

僕もとっても気に入っていたデニムパンツを、
好きすぎて履きすぎて、お手入れもせずヘビーローテーションでつかっていたら
どんどん破けてきて、もうダメかと諦めていたとき
紙と布の作家の西森まりこさんに出会い、
唸るほどのクオリティとため息がでるクリエイティビティで
蘇らせてくれた思い出があります。購入して10年、お直ししてもうすぐ10年。
今でも大切な一着で大切に履いています。

このＣＯＭＭＯＮも倉本さんにとってそんな一足になってもらえるよう
個人的な思いを込めさせてもらいました。

そんな倉本さんの友人であり、姫路でかつらぎ自然の学び舎を立ち上げ活動している
みきさんのＣＯＭＭＯＮもいっしょに修理。
２年間毎日みきさんと歩いて帰ってきました。

ほぼ毎日履いて森を歩くみきさんの靴底の消耗は激しい。
そこで今回は最近注目しているビブラムプルリボールを使用してみました。
硬度自体はそれほどでない６５ですが、
その優れた耐滑性能を作り出す特徴的なソールデザインが
ヒールの衝撃を分散させ、優れた耐摩耗性があることがわかってきました。
ちょっと期待しています。