木型の延長/1月29日 百掌往来メモ

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昨日の続き。

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百掌往来 木型の延長

今日は先日仮合わせをしたCOMMONの木型調整をしました。
木型をつくることで一番重要なことは
靴とその靴に入る足部分のサイズを合わせることですが
さらにその靴に入らない足部分、さらには身体にまで
頭の中で木型を延長させることができなけば、よりよい靴はつくれません。

身体を描くとき、目には映らない身体の骨格や筋肉も透視しようとか
真正面の姿から、背面も側面も捉え、かつ過去と未来も含めてみようとか
恵子さんはそう言って、これまで何度も目の前でその手をみせてくれていました。

頭ではわかっいるつもりでも、いざやるとこれは本当に難しい。
難しいと思うのは、その頭が先に動いているからなんです。
考えずに手が動くまで、僕の場合なんとまあ10年です。ダメ弟子ですね。

目で見えないところ。手の届かないところ。それは直接は関係ないように思えるかもしれない。
でも実は全ては繋がっていることを最近になって体得した気がしています。