Standard shoes【spreader mocca】

「悔しいことはありますか？」
多聞と聞司との会話。
聞司即答「強いポケモンが捕まえられない。」
多聞しばらく考えた末「鉄棒が全然できない。」

ということなので、早速校庭に。

僕も鉄棒は苦手です。
運動神経が悪いので、全然身体の使い方がなっていない。
練習の動画をみて、上手な人の体の使い方を見て学習するのですが
その通りにやろうとしても、この有様。

自分が頭でイメージする動きと実際に身体の動きが全然違う。

多聞も同じような感覚がきっとあるのだと思う。
多聞には申し訳ないけれど、脳性麻痺の前に
僕の運動神経の悪さが遺伝してしまったところもきっとある。

でもそれならば、
練習して訓練して、コツをつかんだり、筋力がついたり
自分の身体ともっともっと対話することで
運動神経の部分をカバーすることはできないだろうか。

いま、僕が逆上がりが出来ない。
自分の40歳の誕生日までにはできるようになるつもりだ。

僕ができたのだから、お前にもできるなんてことは言わない。
でも、僕がなにも頑張らないで、お前に頑張れなんて言えない。

むしろ、日々学校で努力している多聞に触発されているのは僕の方だ。
できないことが出来るようになる成長をずっとみてきた。
逆に、多聞には
お父さんが出来ないことが、出来るようになる成長をみてもらいたいのだ。

そして、苦手なことは誰にでもある。
どうしてもできないこともある。できなくてもいいこともたくさんある。

逆上がりできなくても、友達がいて、ラグビーできたし、
手が不器用でも、仲間がいて、靴職人やっているし、
半人前の中年だけど、家族がいて、幸せです。

何が言いたいかというと
悔しいことも人生の喜びに変えてしまおう！かな。

聞司のポケモンはすぐに解決しました。