とても素敵な絵本に出会いました。
【死んだかいぞく】
子供たちと何度もよんでいます。
その度に心に響く場面が違ったり、感想が変わったりして
これからも時折読みたくなる絵本。

最近、死ぬことが怖いと考えるようになった多聞。
寝る前に布団の中で「死にたくない。」と縮こまっている。
僕も小さいころ似たような経験があって、とても気持ちがわかる。

「お父さんも死んだら、海に放りなげてくれ。」
と言ったら
「やだ。」「会えないじゃん。」
と断固海案は拒否。
そうか。死んでもまた会えるんだね。不思議だ。
死ぬとはなんなんだろう。

最後は海の底で珊瑚になって魚の卵を守る役目があるなら
僕も工房の片隅で足の模型になって、子供たちの仕事を見守る役目もあるだろう。
そんな未来を想像しました。

桜は儚く散っていく姿がとても綺麗で好きです。
それも死んでいく姿。
今日はまだ咲き始めの円城台地の桜。
来週の入学式の頃、その一番美しい姿で子供たちを祝福してくれるだろう。