春分の日/2020年3月20日

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今日のおかずにカンゾウを積みに。
根っこのほうまで食べようと、まわりの土をそっと掘っていくと
手に伝わってくる《土》の温かさと柔らかな触覚。
土が大事。それが手で分かった体験でした。

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お玉杓子がたくさん産まれていました。
田んぼの水を切らさぬようにしなければ。

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多聞も聞司もクタクタになるまで田んぼ周辺で遊んでくれました。
帰り道は二人を交代交代でおんぶして帰宅。
まだまだ甘えん坊の二人。
僕もそんなに余裕はないけれど
彼らをおんぶできることが今はとても嬉しい。

ひとつだけ今までと違ったのは
聞司に「歩けない~。だっこ~」とせがまれて助けると、
いつもなら多聞は「聞ちゃんだけずるい~」といって「僕も!」となる。
(聞司より早く弱音を吐かないだけで、本当にカッコいいんだけど。)
今日の多聞は黙々と歩いている。
一番大変な最後の坂道で、聞司は僕の背中でご機嫌。
多聞は疲れて立ち止まり、そのまま20メートルほど差が開いてしまった。
ひとまず登り切って聞司を下し、引き返そうと思ったとき、
後ろからタッタッタッタと勢いよく走る音。振り返ると、多聞が一生懸命走っている。
自力で登り切った多聞に僕は手を貸さずにはいられませんでした。
歩み寄ると、笑顔で何も言わず「だっこして~」の仕草。
わかっている。多聞は自分から抱っこして^~とは言っていない。
僕の「抱っこさせて~」に仕方ないなぁと相手してくれたのだ。

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田んぼの中にドボンと落ちた二人。
泥だらけの靴をその場で水洗いして、天日干し。
乾いて硬くなった革を手で揉みほぐして、保湿クリームで仕上げ。

今年は泥だらけになっても遊べる革のブーツをつくろうと思います。
本当は素足がいいのだろうけど、怖がりのうちの子たちはその前に練習が必要。
今日みたいなハプニングがいいきっかけになるね。

2020.3.20家族, 自給自足