「ことしも元気にがんばります。」
多聞の宿題である書初めをみんなで楽しみました。

ちょっと引っかかる意味がわからない言葉だけど
まぁそれは今日のところは無視していこう。

僕の今年のテーマは
「逆走」
これまで僕は複雑なものをより簡単にする作業に専念してきましたが
でもそれで生まれたものは、一見簡単ではあるが中身は高度複雑なものになってしまいました。
専門性が強いと思っていたことが、実はとても汎用性があるものだった。
汎用性の高いものだと思っていたことが、実は専門的過ぎるものだったこと。
この再認識がこのタイミングで自覚できました。

わかっているようでわかっていなくて、
近づいたようで遠ざかって、
迎えに行ったつもりが、置いてけぼりにしてしまった自分。

毎日の生活は砂嵐の中を歩んでいるような僕らは、
まっすぐに進んでいるつもりでいても、きっと曲がっていて
実は同じところをぐるぐると周っていたりするもんで、
自分の場所を見失うほど走り続けて、やっと一息着ける１月１日。
たまたまこの年末年始はその貴重な晴れ間だったのでしょうね。
僕はその隙間から世界をもう一度見て、案外と思うのは
「思い通りに進まないことが、いかにエキサイティングなことか。」
いつか天地逆さまに歩くようなことが起きたら面白いだろうなと思います。

今年は来た道を戻る作業に入ります。
戻るといっても今までの道をそのままに足跡を辿ってというわけではなく
裏道を通って帰るような感じです。地下道かもしれないし、塀の上かもしれない。
さてさて、無事に戻れるでしょうか。また別の場所に行ってしまっているでしょうか。
新章のはじまりはじまり。