Quiet Revolution/11月2日

今日もたくさんの方が五月女君の手仕事に触れに足を運んでくれました。
自分のことのようにすごく嬉しい。
みなさんの感嘆の溜息を何度聞いたことだろうか。つまりとても目が肥えている方が多い。
でもそれは年配の方がほとんどで、若い世代にはまだ十分伝わっていないようにも思える。

僕も偉そうなことを言っているが、こうしてまじまじと民藝としての竹籠に触れるのは初めてで
実を言うと本の知識しかなかった。
でも、本で見たり読んだりした情報で知った気になっていたわけではない。
いつか本物に触れる時をとても楽しみに心の隅にちゃんとその種を持っていた。
そうしてようやく、このような活き活きとした若く青く輝く品に出会い、
その種に水が注がれ陽の光を浴び、芽が出た。

普通に暮らしていて、このような手仕事に触れる機会は滅多にない。
でもなくてはならないものだ。これがなければ困る人がいる。そういう仕事だ。
僕もまたその一人になってしまった(笑)
こんなに嬉しいことはない。

あと二日です。
もっと若い人に触れてもらえることを望んでいます。