Sign/9月25日

今日は授業参観でした。
日頃の授業の様子をみたり、先生や保護者の方と懇談会を通じてコミュニケーションをとる。

授業をみていて
多聞の姿勢がよくなっていることに気付く。
姿勢も良く、表情も明るく、声も大きく、集中力も持続している。
大きな前進だと思った。相変わらずののんびり屋さんだけど、それは気にならないほど活き活きしている。
最後、あいうえお作文を自由につくることになり、鉛筆が止まる。
目をこすったり、おでこを抑えたり、すこし落ち着きがない。
僕はこの仕草で、今日はここまでか、と思った。でもここまでよく頑張った、と褒めてあげたかった。
他の子が次々と楽しそうに発表していくなか、僕の予想に反し、多聞が再び鉛筆を持ち書き始めた。
書いては消して描いては消して。繰り返している。もがいている。頭はフル回転だろう。
そんながむしゃらになっている姿をみて、僕はこの子の成長を肌で感じることができた。
上記の目をこするサインのことを僕はずっと勘違いしていたことも今日のことでわかった。
あれは考えることが嫌で思考を停止したい時にグダグダとする仕草だと思っていたのだが
実は、嫌であるわけではなく、そのまま必死に考えている姿だった。
いままではそれが長続きしなかったり、答えまで辿り着けなっただけ。
必死に頑張っている姿であることがよくわかった。
きっと多聞は、僕には想像もできないほど、思考することにエネルギーを使う。
いや僕も難しい問題になると、爪を噛んだりする癖がある。同じことだ。同じ苦しみを僕も知っている。
そのことが気付き、今日の多聞の頭の中の様子が、痛いほどよくわかった気がした。
今日いっしょに寝るまでに何度褒めただろうか。
いままで勘違いしていた分も合わせて、時間が許す限り褒めてあげたかった。

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きっと逞しい頭になる。
自慢じゃないけど、間違いなく僕以上に逞しくなるよ。

2019.9.25家族