the shoes of potter/9月16日

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益子町の郡司夫妻から届いた展示会の案内。
兵庫県篠山市だったら伺うことができる。
郡司くんの身体は轆轤を使うその日常から左右対称まっすぐでなはく、
足を測らせてもらった時、作陶家の姿勢というものを知りました。
普通に考えるとそれは歪み。整えようと手を加えてしまうのですが、
すごく悩んだことを思い出しました。彼の仕事を阻害してしまうと考えたからです。
結論から言うと、木型自体は左右対称に作りました。左右で変えたのは底ゴムの形状。
左右対称にしたのは、木型も姿勢のままに作ってしまったら、
作陶以外の散歩の時間なども常にその仕事の姿勢で歩くことのなってしまうから
矯正はしないけど、ニュートラルなバランスで木型を用意して、あとは履き続けることで
郡司くんの暮らしに合った靴の形になっていくだろうと期待を込めた靴にしました。
底ゴムの形状はいつでも修理と変更で、完成後でもいつでもサポートはできます。
偉そうなことを言ってはいるが
そういう長年使用することに耐える靴がちゃんと作れているかというと
まだまだ満足いく出来ではない。
もっと良い靴がつくりたい。
この悔しさは明日からの靴づくりの力にしよう。