子ども靴の製作を始めています。
１６～１８センチまで５ミリ刻みで。

９月からナチュラルシューストア神宮前店で販売致します。

少しでもお子さんが履く靴がどんなものかを知っていただくために
８月中少しずつ製作工程を紹介していきます。

靴づくりはまずシューベース（靴の大黒柱）をつくるところから始めます。
今日は水で濡らし、柔らかくなった革を木型に打ち付ける作業と
１週間乾燥させたその革にコルクスポンジを積層する作業をしました。

革は姫路産。タンニン鞣し革の長年作り続けてきた昭南皮革がつくる素朴で親しみやすい素材です。
その中でもベンズという背中の繊維の詰まったしっかりした部位の中の
さらにベリーという柔らかな部分に近い部位のみを厳選した素材選びをしています。

コルクスポンジは１０ミリ厚です。
大人はこれをそのまま使いますが、子ども用は少し薄く削ります。
理由は体重のこともあるのですが、
一番は、底の形状をすこし平らに均して、接地面積を広くするためです。
その方が縦横無尽に動き回る子供のハードユーズに対応できるからです。

普段の日から毎日でも履いてもらいたい靴をつくっています。