about Sewing Books/7月8日

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川上くんのSEWING BOOKSの余韻が今日もまだ残る。
写真は持ち寄った本から導かれた≪つながりワード≫。
若く、あたまの柔らかい大学生はこの倍以上のワードを作り出すらしい。
僕は深く進んでいく力はあっても、横に広げていく力は衰えていることに気付かされました。

でもこれは僕に限ったことでもないらしい。
実際、身の周りの大人を見ていても、
同じ価値観の者同士でしかコミュニケーションができない人が多くみられるような気がする。
SNSやネット社会が加担しているとも思っていたが、
それを生まれた時から傍らにある若い世代には当てはまらない。
道具も使う人次第だということがわかる。

「≪つながりワード≫は強引でもいいのでたくさん作ってください。」と川上くんが言う。
その真意は、見えづらいことを探る努力をしましょう。ということ。
その人の今見えている部分は、僕の偏った目線の範囲でしかない。
それで僕はその人がすべて見えていると思い込んでいる。
でも実際は背中もみえていないし、足の裏も、胃袋のなかも、もっといえば服の下は見えていない。
見えていないところを予想し想像することをしない。
大事なことはそこに潜んでいる。

その見えないところに縫い代をみつけたり、
逆に縫い代を作り出すチカラをもっと意識していこうと思う。
それは必ず生きる力になる。きっと他人を活かす力になる。

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案山子の帽子(絵:多聞、素材:ONOクリニックさんから頂いた水ようかんの箱)
怖い顔を描いて、とお願いしたら
「目がたくさんあったら怖いよな。」と言って描いてくれたけど、
どう見ても可愛くて、綺麗だ。

2019.7.8book pick orchestra