保育園の帰り道。
少し疲れた体を支え合うように、手を繋いで歩く時間が身体を緩める。

今日、学童保育で校庭を楽しそうに遊んでいる小学生を横目に歩きながら
「小学生になったらあそこに混ざってぶんちゃんもたくさん遊べるね。」と言ったら
しばらく考えたあと
「お父さん。しごといそがしいでしょ。だからぼくはクツをつくるよ。」と返してきた。
この発言の裏には、「学童に行きたくない。」というメッセージが込められていることはわかっている。
いまはまだ家族といっしょが一番。当たり前だ。まだ４歳だから。僕の質問が悪かったな。
でも最近、聞司は僕が忙しいと感じ取っていることも確か。顔に余裕がないのかな。
４歳の子に気を遣わせてしまうなんて。情けない大人です。
ぶんちゃんありがとう。

そんなこと考えてながら、家の前に着いたら
後ろから佐川急便さんが追いかけてきて、「お荷物お届けにきました。」
その流れで聞司が受け取ってくれた重い荷物は、
まさに聞司のために買ったトルエン不使用の靴用接着剤。
これまで使ったいた接着剤を使い切って、新たに発注していたのが届いた瞬間でした。
トルエンを使っていないといだけで
揮発性有機化合物であることには変わりはなく、まだ課題はありますが
一歩前進できた転換日でした。

小学生になった聞司を想像しようと思ってもまったくできない。
いっしょに仕事しているところもまったく想像できない。
その日が来るまで楽しみにしておこう。