分室を舞う曽田耕のレザーバード。

秋岡芳夫さんのことは、
2011年夏に季刊誌「住む。」３９号に掲載させていた特集で初めて知りました。
ちょうど僕のことも同じ39号に掲載して頂いていて、
その偶然がなければ、もしかしたら秋岡さんを知らずに素通りしてしまったかもしれないと思うと
この出会いは幸運でした。
いまこうして、秋岡さんの本を販売しているなんて想像できなかったことです。

今日もサンダルのご依頼を受けましたが
そのご注文主さんと素材や形についてなど意見を頂きながら、
履き手が望むデザインをいっしょに考えました。
ここにも書かれていますが、
【使い手の生産参加】は誂え靴を本物にする欠かせない要素だと僕もずっと考えていました。
手づくりにこだわる理由は、誂えることができるから。
いまはまだ一方的な手仕事で終わってしまいがちですが
今日その原点を思い出し、明日からまた少しずつ【使い手の生産参加】を呼びかけらえる努力をしようと思いました。

６月１５と１６日は
サンダルづくりＷＳを東京で行います。詳細はこちら。
このようなＷＳ【使い手の生産参加】のひとつのきっかけになればと思っています。
まずはつくってみる。履いてみる。身体に問いてみる。ふたたびつくってみる。面白いですよ。
秋岡さんは竹トンボづくりに夢中だったそうです。
サンダルづくりに夢中になる人があらわれてもオカシクナイ。