今日は久しぶりに美観地区へ。
その目的は倉敷本染手織研究所。
地図で探すと、何度か歩いたことのある美観地区の中心にあるのですが、そんなのあったっけ？という印象。
いざ行ってみると、本当にあった。趣ある小さな間口。消えかかった表札だけが目印で、それがなければ通り過ぎてしまう。
一歩踏み込めば、そこはそとの喧騒から隔離されたモノづくりとその暮らしの現場。
この日は大掃除の日だったため機織りの音を聞くことはできませんでしたが、
きっと普段は静寂の中に仕事の音だけが坦々と響いているのだろうと想像しました。

頂いたパンフレットの最後はこう締められています。

　　機械製品の冷たい均一さや、浅い見栄にたえかねて、
　　手の業の深さを求め、また、単なる消費生活の無意味さを知って、
　　物を作る知恵と喜びと責任のある暮らしを求める者の入所は毎年ここに一杯である。

このような志の方に出会いその仕事に触れたいと思う。
今年のGWと１１月に卒業生たちによる作品販売会があると聞きました。
ぜひ足を運んでみてほしい。

靴づくり同好会の目標ができました。
ひとりずつ靴を作る知恵と喜びと責任ある暮らしを求める人を創出していきたいと思う。
9月から第2回募集します。