てのひらワークスネットメンバー山下さんが耕さんのサンダルを履いてきてくれました。
「サンダルのもつエネルギーがすごくて、履くとまだ緊張します。」と嬉しそうに話してくれましたが
僕もそれはわかる気がしました。
耕さんの靴は靴以上のなにかで、履くこと歩くこと身に付けるだけのことがエンターテイメントになる。
「良い靴は良い場所へ連れて行ってくれる」ということをよく耳にしますが
耕さんの靴は、履くだけでその場所の景色をかえてしまう唯一無二のものだ。と思う。

山下さんは型紙づくりと仮合わせ靴づくりの日になりました。
ブーツの型紙をつくるのはとてもややこしい。どのくらい理解してくれただろうか不安でしたが
帰り際、「なんとなく靴をつくる流れがわかってきました。」と話してくれました。
今はまだその段階でいいと思いました。
てのひらワークスネットは、僕の仕事を間近で見てもらうことが一番の収穫物だと思っています。
一足の靴ができるまでの時間や工程や葛藤とか達成感とかすべて。
それを受け止められるかどうか。いややるからには受け止めてもらうつもりです。