今日伊蔵さんが夕方の散歩途中で、工房に寄ってくれた時
ちょうど革の鼻緒をつくっているときでした。
「夏はそういうのがいいなぁ。昔はわらじを履いていたよ。昔はそれしかなかったんじゃからな。
わらじと下駄、それと雨の強い日などは足の長い下駄（これも名前がおっしゃっていたのですが忘れてしまいました。今度聞いておきます。）。
その３足があれば日本中どこへでもいけた。」
そう教えてくれました。
僕で言うと、革草履とコモンシューズとサイドゴアだなとか想像すると
今度の展示会はその３足を並べてみたくなりました。毎日の暮らしに欠かせない最高の３足をつくりたい。
きっと人それぞれ、世界中を旅する３足を持っているのかなとも思う。
今度だれかに聞いてみよう。

伊蔵さんが「わらじはとても気持ちいい。あれに勝るものはないなぁ。」と言うので
僕がわらじを作りたい。教えてほしい。と言ったら、「いいよ。」と二つ返事で承諾してくれました。
この秋が楽しみです。ちなみに藁はもち米の柔らかな藁じゃないと駄目らしいです。