好きなことしかできない人/5月2日

先日、僕が腰を痛めた時にお世話になった整体院へ恵子さんと多聞も診てもらいに行ってきた時の話。
恵子さんがどうして診てもらったかというと、風邪を引いたとか、腰が痛いとか緊急性を要するものではなく
なんだか最近調子が良くない。
理由は薄々わかっている。けれど確信はない。
内科にいってもその場のお薬を頂くだけだろう。
そんな時こそ整体院で相談してみようと思いつき、先日予約して行ってきました。

やはり疲れているとのことでした。
僕は腰を痛めた時に、内蔵の事を指摘されて腹部CTスキャンまでした経緯もあり
恵子さんも目に見えないなにか病など隠れているのかもしれないと心配もしていたので
まずそれはないことが確認できただけよかった。
問題は、この疲れをどう回復させるか。
恵子さんはそれを言われた時に、「主人がいえばなんでもできる人だから手伝ってもらいます。」と先生に話したら、
先生は「でも彼は好きなことしかできない人だからなぁ。」とその解決策をあっさり却下してしまったそうです。
恵子さんも「やっぱりなぁ。」と。

それからいままで、そのことについてずっと悩んでいます。
思えば24歳で大阪へ行くときから、ずっといっしょでしたが
ずっと僕のやりたいことに付き合ってもらっていたと思います。
そのやり方のしわよせが、身体にこうして現れているとなれば
どこかで歩む道を間違っていたと認めないといけない時になのかもしれません。

やりたいことを生計を立てられることは、本当に幸せなことで
大抵の人のやりたいことは、生計が立つ仕事ではなく、
いい料理がつくりたいとか、漫画をたくさん読みたいとか、そんなことなのかもしれません。
それが仕事に繋がったらいいのに、なんて言う人もいますが
それを仕事にした時点できっとやりたいことではなくなってしまうでしょう。
やりたいことは何なのかわからない人も多いと聞きます。

それなのに、やらなければならないことはいくらでもあります。
できれば満足をやられるけれど、逆にできなかったときの自己否定ダメージは大きい。
そのすべてをやろうとしてしまうのは恵子さんであり
それをできる範囲でうまく選択してやっているのが僕。

これから、
僕はやらなければならないことを恵子さんに任せない。
恵子さんはやらなければならないと選び減らす。

やらなければいけないことは、なにもそんな悪いことではなくて
子供の世話だったり、家や土地の手入れだったり。
でもそれはやって当然と思われていることも事実。
ご近所の方々の日頃から手入れの行き届いた暮らしをいつも感心してみている
その目を恵子さんにもちゃんと向けないといけないと思っています。

「好きなことしかできない人」
次会ったときはそう言われないよう、自分を変えていこうと今思っています。

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今年、吉備中央町の消防団に入団しました。
やらなければならないことではなく、これもまた僕のやりたいこと。
先輩方が無理せずやってくれていいんだよ。とおっしゃってくれているように
優先すべきことは家族。それだけは忘れないように取り組もうと思います。

2018.5.2家族