多聞の靴底修理/3月5日

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わずか半年でこんなにも擦り減ってしまったソール。
ほぼ毎日履いているとしょうがないのかもしれないけれど
子供の運動量には驚かされます。
特に冬の時期は、にこにこふたばこども園では毎日マラソンをしているようで
「こどもは風のこ」を地で行く保育に感服です。

この修理で気付いたことは
踵と母指球の減り具合が殆どいっしょだったことです。
全体に擦り減っている靴は珍しく、大抵は踵のほうが多く減っています、
この差はなんだろうと考えてみると、
「走ること」かもしれない。と思いました。

以前、靴底が全体に均等に擦り減る靴をつくりたいというスターネット馬場さんの要望を聞き
どうするか素材とか木型形状とかいろいろ試行錯誤しましたが
それには大地を蹴ることが大きな手掛かりになるかもしれません。

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コモンシューズシリーズが大地を踏み締める靴ならば
もうひとつ、まだこの解決していない馬場さんの理想の靴は大地を蹴り跳ねる靴。
5年も忘れていましたが、なんだかいまならつくれそうな気がしてきました。
多聞に感謝です。