アトリエデフ櫻井さんのサイドゴア修理/10月20日

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4年ぶりにサイドゴアブーツが修理で帰ってきました。
たぶん、このサイドゴアブーツを作り始めて2足目か3足目くらいの最初のころの作品です。

靴の履いてくれているのは
循環する暮らしを提案する山梨の工務店アトリエデフの櫻井さん。
山梨の昌福寺さんを通じて、僕を知って頂き
当時いた栃木県の工房まで靴を注文しに来てくれた日はいまでも覚えています。

そのご縁で、山梨と長野の2か所あるアトリエデフさんのモデルハウスで
サンダルづくりWSをやらせていただいて、本当にお世話になりました。

あれから4年、この夏靴の修理依頼のメールを頂きました。
なんのケアもせず、ボロボロになってしまった靴で恥ずかしいのですが
修理してまた履けるようにしてほしいという内容でした。
送って頂いた靴は、ゴム底は穴があくほど摩耗していて、ステッチも切れていたり
本当に満身創痍でした。でも僕はここまで使ってくれたことがとても嬉しかった。

もっと丈夫に修理してあげなくてはと、自分の未熟さも反省しながら
今できる修理、改良を精一杯考えるきっかけにもなって
櫻井さんにはこんな機会を与えてくれたことに感謝しています。

修理した靴を返送して、すぐにメールを頂きました。

  なんか、自分の生活が出る靴直して貰ういうことが、
  自分を受け止めてもらったような気になって。。
  あんなボロボロで恥ずかしかったけど、う、嬉しい。。。です。

靴を修理しながら、履き続けることってすごくいいことだなと思いました。
僕の靴は長持ちの方でも4,5年でやっぱり修理が必要になってくると思います。
それは靴のサイクルとしては早いと感じる人もいるかもしれません。
もちろん長持ちすることにこしたことはないのですが
そればかり気にしていたら、いつのまにか身体から離れてしまう気がします。

靴が長持ちすることを目的とせず、身体が長持ちすることを考えたい。
使ったら使った分だけ、ちゃんと消耗するし疲労する。
生きてるってたぶんそういうことだと思う。
消費する喜びと生産する喜び。両方が釣り合うような生き方を望んでいるし
靴も同じように考えています。