鹿革ツギハギショルダーバック/12月15日

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手元にずっと残っていた鹿革。すぐに使い道が決まらずあたためていました。
11月に自宅展をやるのだから、この機に何かつくろうという話になりましたが
なかなか進まず。
結果、商品をつくるのではなく、自分たちの鞄をつくろうという話になりました。
僕は少し大きめの斜め掛けできるショルダーバックを。
恵子さんは小ぶりの肩掛けバックをお揃いでつくりました。
これを展示会に飾って、お揃いが欲しいという方に製作しようと考えていましたが
試行錯誤、失敗(あと少し改良したい)も含めて二人分の革を使ったら
ほとんど使い切ってしまい、新規でつくる革がなくなってしまいました。。

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まぁそれでもいい、自分の使いたい鞄ができたのだからと思っていたら
展示会に来てくれたNさんから
飾っていたその鞄をツギハギで作ってほしいというご注文が頂くことに。
せっかくなので、サイズや肩ベルトの長さなど全部ご要望をうかがって
Nさんに誂えました。
そんな流れでできたのが、ツギハギショルダーバックです。

はじめて鞄を誂えましたが、
身体に合わせることという点で
靴づくりと同じようにと心掛けてつくれた気がします。
シンプルな形しかつくれないので
その分、形や長さは微調整できることがこの鞄のいいところ。
僕のも恵子さんのも、
同じなようで身体に合わせたからちょっと違う。
その数センチが大事だってことに、気付く。

家の真向かいに、鍛冶屋さんがあります。
昔は鍬をその人の身体に合わせて作っていたと、よく地元の方の話で聞きます。
きっと籠なんかもそうだったのだろうと思います。
だからこの町のおじいちゃんおばあちゃんたちは今でも元気なのかなと想像します。
きっとそうなんだと思いたいです。
そしたら、いま、僕らがしていることも、ちゃんと意味があると思えるから。