aboutの下書き/1月21日
3月からオープンアトリエをすると決めたので
ホームぺージもそれに合わせて更新しようと思い
【about】を一から考えていたら
まったくもって意味不明、自分で何を言っているのかわからない文章になった。。
でも、いまの素直な気持ちなので
下書きとしてここに残しておこうと思う。
私は今年で45歳になります。
靴づくりを始めて、もうかれこれ23年。
製靴の学校で1年、
義肢装具製作訓練校で1年、
義肢装具製作会社で4年、
2009年にてのひらワークスを開業し、16年が経ちました。
2005年に結婚し、二人の元気な男の子にも恵まれ
気付けばもう人生の折り返し地点に立っています。
アルバムをめくりながら
月日の流れは年々加速していくなぁと、
寂しさ交じりの幸福感に浸ることも多くなりましたが
そんな数字の加算とは反対に
自分の成長はこの数年間とてもゆっくりで
こちらはこちらでどんどん減速していて、
時間が止まっているような感覚をおぼえるほどです。
でもまったく焦る気持ちはなくて
これが「今を生きる」ということなのだろうと不思議な納得感があります。
「時間が流れるから物は変化するのでなく
物が変化するから、時間という概念をつくったわけで
変化しなければ、時間も動かない。」というのはどこの誰の話だったか。
何も変わらないこと、変化がゆっくりであることは
それはそれは、とても素敵なことだなと思っています。
時は流れてはいない、巡っているのだと感じています。
そんな私は、これまで通りに靴をつくり、
できる限りの米や野菜をつくり、レゴ遊びのように家をつくり
衣食住を自給することに夢中になっています。
どれも一流の方から見れば中途半端の代物なんでしょうが、
誰のためでもなく、純粋に自分自身のためにやらずにはいられない。
もっといえば、また大学で社会福祉の勉強もしたいし、役者にも興味があったりします笑
どうしようもなくわがままで、自己中で、やりたいことしかやりません。
目の前のこと、足元の暮らし、手の中の仕事を精一杯したい。
自己紹介をごちゃごちゃ書きましたが
やっぱり20年以上やってきた靴の仕事だけは特別です。
てのひらワークスの靴を私以上に愛している人はいないと思っていましたが、
幸せなことに、そうでもないかもしれないと感じる今、
そんな人たちを大切にできる人でありたいと思っています。
2025年 1月 てのひらワークス 小林智行