2人の世界/1月4日
多聞が小学校の恩師とお茶をする約束をして
隣町の図書館に出かけていきました。
中学校の冬の課題「職業調べ」で恩師をインタビューするんだとか。
本当はクリスマスに会う約束をしていたみたいだけど
ぶんじと僕が体調を崩してしまい、自分も移っているかもしれないからと
万が一先生に移したら申し訳ないといって延期にしていましたが
なんとか先生とリスケできて、今日久しぶりに会えてうれしそうでした。
しかしうっかりだったのが
学校のパソコンが外では使えなかったこと。
そこに質問内容などフォーマットが入っていたのです。
どうするのかと思ったら、
多聞はボイスレコーダーもつかって
先生のことを知ろうとしっかりと自分の言葉で質問をしていました。
こういう時もまったく焦らない多聞はさずがです。
先生が「学校の仕事」に就くまでの話や、仕事で大事にしていること、
思い出で残っていること、多聞への想い、いろいろ聞かせてもらっていました。
多聞はのび小での経験や
いろんな特性をもっている友達を思い浮かべて
懐かしそうにしていました。
先生は、そんな話の最後には
優しく微笑みながら「でもね、みんないっしょよ。」といって
それに対して多聞も笑顔で応えている様子が
ボイスレコーダーから想像できて、二人に見えている世界はきっといっしょなんだなと思いました。