【SALAD】のこと2/10月16日

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前田君が初めて僕の靴を履いてくれた時のこと
足がずっと靴に滑り込んで収まる感覚に感動したことを
目の前でここ10年間10回以上は語ってくれた。

この感動体験に欠かせない要素だったのは木型だった。
前田君はスターネット東京で僕の製作したOrganic handloom。
COMMONの前身になる靴だ。
COMMONはOrganic handloomを少し簡略化し
比較的に廉価に、また一般性、再現性の高い構造にすることを目指した改良型であるはずだった。
ひとつだけ、目をつぶってしまった箇所があるとすれば
それは木型のヒール形状だった。
その辺の詳しい説明は省くが、
その違いに履き心地からすぐに気付いてくれたのは、前田君だった。

COMMONの木型ではなく
Organic handloomの木型でつくりたいという前田くんの熱意に
僕は埃をかぶっていた古い木型を手にとることになった。
その木型をもう一度見直し、少しだけ手を加え、新しい木型の製作がうまれた。

これまでも何度か、いっしょに靴をつくりませんか?というお誘いを受けてきたけれど
どれも予算の都合上、木型開発までするところはなかった。

スターネットとマエダ特殊印刷、馬場さんと前田君だけが、僕と対等に同じ目線で、靴をいっしょに考えてくれた。

2024.10.16未分類