僕が寝込んでいる間、家事の合間に少しずつ縫い続けてくれたモカシン。 何度も型紙を調整して、穴の位置や大きさもベストを手探りでさがしながらの根気のいるお仕事です。
底は天然クレープで程よい重さと柔軟性を重視したセレクト。
革はもちろん佐藤さん、昭南ヌメ3ミリのナチュラルシュリンク加工。 切った断面はロウ付けで艶とハリを生み出し、細かなヤスリ掛けで手触りよく仕上げました。
僕はこの靴を墓場まで持っていきます。必ず。
2024.3.7| Standard Shoes, 山のアトリエ