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まさか中学受験に挑戦するなんて
つい数か月前までは想像もしていなかったことだ。
挑戦という言葉をつかったのは
今のままでは到底登れない壁を越えようという意志が芽生えたからだ。
先週まではそうじゃなかった。
記念受験の気持ちが正直大半だった。不合格でも自分たちが傷つかないように。そんな逃げ道をつくっていた。
僕自身、30年前、中学入試でつまづき、もう２度とあんな悔しい思いはしたくないと思った経験がある。
親に隠れて泣いた記憶もある。スポーツでも、ゲームでも、泣くことはなかったのに。
多聞はどこまで本気になるだろう。
本気を出すことができるのだろうか。挑戦者になれるだろうか。
少なくてもここ数年間なかった感情が芽生えていることは確かだ。

人生山あり谷あり。
見上げるか見下ろすか。
上を向けて歩こう。