河内林業さんに樹の剪定をして頂きました。
代表の河内さんが手袋をせずに作業しているのが気になって
相方さんに聞いてみると、「樹を素手で触れながら仕事をしたいという河内の信念なんです。」と教えてくれた。

僕はそれを聞いて河内さんの手を思い出した。（僕は人の手を見るのが好きなので、まずみてしまう。）
大きくて優しそうな手だった。こんなガテン系の仕事なのに、生傷はほとんどないように思えた。

絡まったツルや枯れ枝を落としてもらって
それまで息苦しそうだった隣人の樫の樹くんは、散髪してもらってイケメンになった気がする。

雨が降り出す前に無事に伐採は終わり、
彼らを見送ったあと、自分の仕事に取りかかる。
プラスチックの木型が手から熱を奪い、しびれるほど痛い。
昔の木型は桜の木だったと聞く。きっと手によく馴染んだだろう。