僕の精神と時の部屋「野辺の花」/11月14日

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野辺の花の谷口さんへご注文の靴をお届けしました。
手づくりのお洋服がいつも素敵で可愛らしい谷口さん。
サイドゴアもとてもお似合いでした。

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いつも美しい。

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時間を忘れることのできる空間。

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多聞が小6になったらあげようと思っていた『モモ』。
ちょっと早いけれど、数日前から寝る前に読み聞かせを始めたところでした。

今日、野辺の花の本棚から『モモを読む』という本をみつけて、
解説本みたいな本だったら、これから僕自身も純粋に楽しむことができないかなと不安でしたが
悩んだ末、興味が勝ってしまい、読んでみることにしました。

モモのようになりたい。
でもそれは神様になりたいというくらい非現実的な願い。
モモにはなれなくても
モモがこの町にいなくても
モモを自分の内にみつけようと努力しようとするだろうと
この本の最初のほうで書かれていました。

多聞と聞司、2人に付けた「聞」はモモの影響があったと思う。
小6の学芸会で演じた『モモ』は、30年経った今でも色褪せず
これまで動物だとか大昔の話とか、どこか余所事だと感じながら冷めていた学校行事で
『モモ』だけは自分事のように思えた。
そして、自分の成長とともに自分の内のモモも大きくなってきたのだろう。

聞くことはとても難しい。本当に難しい。
今の自分はそれを仕事にしているが、こうして再びモモを読んでみると
まったく別の方へ向かっていたような気がした。
今年もあとひと月半。子供たちへの読み聞かせにはちょうどよいだろう。
自分たちの内に、家族の一員に、モモを迎え入れたいと思う。

2022.11.14Special Shoes, 家族