表現者/9月19日
プライマーとボンドの乾燥の待機時間、いつもなら修理の仕事など平行してやるところを
京都精華大学のウスビサコ学長と坂本龍一さんの対談動画をみつけて、ラジオ替わりに聞くことにした。
坂本さんが
表現する自由と受け取る自由、どちらも同じように大事なことだと熱く語っていたことがまず印象に残っている。
受け取る人が自分の表現をどう解釈しても構わないと。
今の時代、表現すること=正しいことを発信することになってしまっているのだろうと思った。
絶対の正しさなんて存在しないのに、それが数で決まってしまう時代だ。
誰でも表現者になった気分で好き勝手に耳障りの良い表現に没頭して
集まった数をみて正しいことをしたと酔い痴れる。
この時代本当の表現者はどこにいるんだろう。
お二方とも分断をむやみに恐れるなと言っていた。
分断はまだいい。フリーズすることのほうがより恐ろしいと、サコ学長は言う。
もうフリーズの時代に片足どっぶりハマっていると僕は思う。